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ビセンテ・カルデロンの下

こんにちは。

 

マドリードで盗難に遭って3日目。

 

この日は、ビセンテカルデロンアトレティコマドリードのホーム戦。

 

当日券が15ユーロであったら見ちゃおうかなと企んでいたけど、一番安くて30ユーロ。

チケット買ったら、パスポートの手数料払えなくなっちゃうから断念。

 

そしてスタジアムの下へ。

バーがあって、サッカーが見れるスペースがあった。

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そして、アトレティコの英雄、ルイス・アラゴネス

 

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選手としても監督してもアトレティコで活躍し。スペイン代表をユーロ優勝へと導いた。

来てみてわかる、アトレティにルイス・アラゴネスがどれだけ愛されているか。アトレティにとって、ルイス・アラゴネスの存在は偉大なんだろう。まさにレジェンド。

試合中もルイス・アラゴネスコールが起きていた。

ルイス・アラゴネスの名言が書いてある。

「勝って、勝って、勝って、再び勝つ!」

 

テレビ画面に目をやると、レアルマドリーの試合がLIVEでやっている。

 

アトレティたちは、ライバルチームの試合もじっくり見ていた。

負けろ負けろと心の中で、みんな思っているんだろう。

レアルがピンチになると喜び、盛り上がる。

レアルがチャンスとなれば、ブーイング。

チャンスを外せば拍手。

レアルが汚いファールをすれば、ヤジが飛ぶ。批判精神マックス。

老若男女、みんなレアルの敗北を祈っている。相手構わず、ストレートに思っていることを表現する。そして、はしゃいでるわけじゃない。みんな真剣そのもの。顔が本気だ。

 

レアルが勝って残念がるアトレティたち。

同じ街で、これだけ真剣にしのぎを削って戦っているから、嫌でも成長するわけだ。

これが、文化だ。ファンやサポーター、サッカーを好きな人みんなが文化を作っているんだ。

 

そして、アトレティコの試合が始まった。

 

僕の隣りでは、アトレティコファンのおばあちゃんが座って試合をみているんだが、

おしゃべりなんて一切なし。ずっと画面から目を離さない。真剣な眼差し。よーーーーく試合を観ている。

いいプレーには拍手を送り。悪いプレーをすれば、怒り、愚痴り、ヤジっている。

この人たちの年齢を考えれば、自分よりも90分の試合を観ている数は多いかもしれない。

これが文化だ。

おばあちゃんたちが、息子や孫と一緒にサッカーを観ていれば自然と伝わっていく。どんなプレーがいいプレーで、どんなプレーが悪いプレーか。

サッカーの見方を学ぶ。真剣に。試合に参加して。拍手を送り、批判をして。

 

試合は、温存されていたトーレスとグリーズマンが投入されてからチャンスが増え、グリーズマンのゴールでアトレティコが勝った。

 

スタジアムの下でも、熱いサッカー観戦がされている。ビセンテカルデロン、アトレティ、熱い。

 

そして、ホステルに戻ったら、バルサの試合がLIVEでやっている。

見る予定がなくても、スケジュール知らなくても自然と見れちゃう。

日本にいたら、なかなか1日に三試合なんか見れない。録画してたら、あとで見よう見ようで結局みれなかったりするし。他にも面白いバラエティ番組やドラマやっているから、そっちも見ちゃうし。街で、お店のテレビがついていても、無難にニュースとかでしょう。Jリーグついてても、回されそうな気がする。サッカーわかんなーいって感じで。

サッカー好きな自分が見ていても、みんサッカーでいいの?って思っちゃう。笑

 

しつこいようですが、

言わせてもらいますあのセリフ、

これが文化か!!

 

そしてそして、試合を観ていたら、「フリーパエリヤとサングリアあるよー!」ってホステルのスタッフが!

 

毎週土曜日のサービスらしい。

盗難に遭った僕の心を癒す、パエリヤとサングリアに感動。

粋だなーマドリード

 

お腹いっぱいパエリヤ食べて、就寝。