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サッカー分析・サッカー観戦旅

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ユーロ2016準決勝 ドイツ対フランス in マルセイユ

こんにちは。

ユーロ2016準決勝フランス対ドイツ 生観戦してきました。


今回の会場は、マルセイユにあるスタッド ド ヴェロドローム

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マルセイユは、リヨンからバスで4時間。

パリからは直行便がでている。


マルセイユの人口はフランスの中で、パリに次いで、2位。

南フランスに位置していて、太陽がさんさんと降り注ぐ地中海に面した港町。ブイヤベースが有名。


スタッド ド ヴェロドロームへの行き方は簡単。

マルセイユ中央駅(下の図の中央から少し左、SAINTO CHARLES駅のこと)からメトロで10〜15分ほどで、最寄り駅に到着。



最寄り駅は、下の図の赤線の下から二つ。

ROND-POINT DU PRADO 駅、

SAINTE MARGUERITE DROMEL 駅。

そこからはスタジアムが見えて、歩いて5分ほど。

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スタジアムに到着しキックオフ。

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前半、ボールを支配して攻め込むドイツだが、引いて守るフランスに対して、攻撃が機能しているとはいえず、なかなか決定機を作れない。


フランスはボールを失ったら、前で取り返そうとはせずに、FWの選手たちもハーフタイムまで下がってくる。シメオネアトレティコのように、4-4-2の形でブロックを作り、ドイツにスペースを与えない。更に、フランス代表のうち7人が黒人選手であり、とても身体能力が高いことが守備力も、上げる。


レーブ監督のドイツは、引いた相手を崩す策はなかった。ボールを支配してポゼッションを高めて攻めるということは、ゴールにたどり着くまで時間がかかるので、相手が下がる時間を与えてしまいブロックを作られてしまう。スペースを消し待ち構えている相手を崩すためには、サイドに速い選手を置くか、中盤にドリブルができる選手を置くか、選手同士のコンビネーションで攻めなければならないが、そのどれ一つなかった。

このメンバーで、フランス相手に、ゆっくり攻めるのは得策ではなかった。


またヨーロッパでも随一の得点能力を持つ、ミュラーが全く活かされていない。

ミュラーがシュートを打てるような状態でボールを受けることはなかった。ミュラーが活躍できるスペースがない。

レーブはどのようにチャンスが生まれ、どのようにゴールが決まるイメージをしていたのだろうか、全く見えない。

2年前にW杯で優勝した時のペップバイエルンのスタイルをそのまま続けているようにしかみえない。

ペップバイエルンブンデスリーガでは敵なしだったが、3年間チャンピオンズリーグではベスト4を超えられなかった。


今回のドイツ代表は、ペップの愛弟子ラームもいなければW杯で優勝した時より、バイエルンの選手は少ない。


今大会のチーム作りはW杯の時より難しくなっており、レーブは選手の良いところを引き出し、ひとつにまとめることはできなかった。

2年前の貯金でここまで来たと言ってもいい。


またシメオネの効果により世界的に守備戦術が進化してきているが、レーブのドイツ代表にはそれを超える改革も積み上げもなかった。


実際に、フランス代表の完成度は高い。攻守に渡ってバランスの取れたチームであるし、個々の良いところを発揮しながら、チームとして機能している。


ただ、フランスが良かったからドイツが負けただけでなく、ドイツが良くなかったことは間違いない。


フランスは3点目を取る可能性も大いにあった。スコアだけを見れば、大敗とは言い難いが、ドイツはなにもできなかく、完敗に近い空気はあった。


上手くいかなかったドイツだったが、一人輝いていいた選手がいた。

トニ・クロースだ。

トニ・クロースは、一人だけ別格のオーラがあった。


まずボールを失わない。トラップとパスが正解。視野が広い。


上手くいかない時間もどうにかチャンスを見つけて、常に状況を打開しようとプレーしていた。

ドイツのチャンスは、トニ・クロースのパスやクロスから生まれていたが、点が入らない。

いくらゲームメイクをしても点が入らないとなると、自らゴールへと近づいてシュートを狙ったいた。


悔しい、このままじゃ終われない、自分がなんとかするだ、そんな気持ちがひしひしと伝わってきた。終了間際、それでも一点が遠く、トニ・クロースはピッチで感情を顕にし、怒りを示していた。


一方フランスは、ジルーの高さとキープ力に驚いた。

ジルーは空中戦でほとんど負けなかった。ボールを触る上にしっかり味方に繋げている印象が強い。足元でもしっかりと相手をブロックし、ボールをしっかりと収めていた。

そして、グリーズマンとの相性も非常に良い。

アトレティコマドリーが、ジルーの獲得を考えてもおかしくないんではないだろうか。

高さとキープリョックのジルーとスピードとテクニックのグリーズマン。二人のコンビネーションは実に上手くいっていて、予選から対戦相手を苦しめている。


また、ピッチ上のグリーズマンの存在感が日に日に増しているように感じる。

ゲームメイクしながら、自らもゴールを決める。常に状況を把握して、落ち着いてプレーをし、決めるべき時にゴールを決める。どんどん成長している。攻めるも攻めないも、グリーズマンが握っているようであった。

この活躍が、2年3年と続けば、メッシ、クリロナに次いで、サッカー界のスターとなりそうだ。


ただ、後半の終了間際の時間帯は、疲れもあったのか、チャンスを作れそうな場面でも無理をして攻めることをせず、ボールを失わないように大事にしている場面が何回かあった。確実に勝利をものにしたい気持ちもわかるが、観ている方としては、チャンスが見える場面は絶えず、攻撃的な姿勢を見たかった。


ドイツの左サイドを完璧に抑えた、サニャとシッソコも素晴らしかった。一対一で負けない身体能力の高さと戦うスピリットを一試合を通して示していた。スカウトに対しては十分なアピールとなっていただろう。

ポルトガル戦では、ロナウドとの対戦になるだけに注目である。


また注目のポグバは少し守備的で、地味な役割が多かったが、しっかりとチームの戦術を守り、ところところで攻撃に参加する姿は見事だった。

しかし、ポグバの攻撃的センスなドイツの出来の悪さを考えれば、もう少し高いポジションを取り、相手ゴールの近くでプレーするところが見たかった。

ドイツの攻撃を見ていると、フランスが多少守備を崩しても失点することはないであろうと思えるほど、きっちりと守られていた。

それだけに、後半にはもう少しポグバのポジションを上げ、グリーズマンのポジションも上げた攻撃的スタイルが見たかった。


フランスとドイツの力の差は、グリーズマンがもう一点、ポグバがもう一点取り、4-0にするだけの差はあったと思う。


ただデシャン監督は、4-0だろうと3-0だろうと2-0だろうと勝ち上がりには変わらないので、確実に勝ち上がるために攻撃的にいくことはせず、失点しないことを優先したのだろう。

指導者目線で考えれば、それも全く納得の話である。

しかし、つい観ている方は、もっとゴールシーンが観たいと思ってしまう。これがサッカーファンの心情だろう。


そして、決勝戦はフランス対ポルトガルとなった。

僕の予想では大きく得点が開くことにはならないだろう。

前半はお互いに守備を固めて、隙があればカウンターを狙うスタイルを取ると考えられる。どちらかが、前からプレスをかけて奇襲作戦に出たら面白いだろうが。


90分で結果がつくとすれば、

1-0でフランスの勝利。

1-1で延長戦に入れば、どちらかが勝つかは予想できない。

そんな予想を立てた。


さぁ、明日は決勝戦。

とても楽しみですね!!